こんにちは、はちすゆうきです。
新しいことを始めたとき、
最初から思うように進まないと、
「自分にはセンスがないのかもしれない」
「やっぱり向いていなかったんだ」
と落ち込んでしまう場面は少なくありません。
一度のつまずきで自信を失ってしまい、
次の一歩を踏み出すのが
怖くなってしまうこともあるはずです。
もし今、何かの壁にぶつかって
立ち止まりそうになっているとしたら、
ぜひ知っておいていただきたい
大切な考え方があります。
今回は、失敗を引きずらずに
前へ進むための「マインドセット」をお話しします。
1. 能力は固定ではない:「硬直」と「しなやか」の違い
先日、本棚の整理をしていたときに、
久しぶりに引っ張り出して
読み返した一冊の本がありました。
スタンフォード大学の心理学者、
キャロル・S・ドゥエック教授が書かれた
『マインドセット「やればできる!」の研究』です。
世界的ベストセラーとして
読まれている本ですが、
語られている核心は
とてもシンプルで力強いものです。
それは、
「人間の能力はいつからでも伸びる」
という事実です。
本の中では、人の思考パターンを
大きく2つに分けて解説しています。
1つ目は、「硬直マインドセット」です。
人の能力や知能は生まれつき決まっていて、
一生変わらないと考える姿勢を指します。
この状態にあると、
失敗することは「自分の能力の限界」を
意味してしまうため、
ミスを極端に恐れたり、
挑戦を避けたりするようになってしまいます。
一方で、2つ目は「しなやかマインドセット」です。
人の能力は経験や挑戦を重ねることで、
いくらでも伸ばしていけると考える姿勢です。
しなやかな心を持っている人は、
つまずきや失敗を「自分の限界」ではなく、
「ここから何を学べるか」という
成長のためのデータとして受け止めます。
2. 水をこぼしたら、拭き取れば元に戻る
この2つの違いは、
日常のふとした出来事への向き合い方にも
そのまま表れます。
例えば、机の上のコップを倒して
水をこぼしてしまった場面を
思い浮かべてみてください。
もしそこで、
「なんでこぼしたの」
「気をつけてって言ったでしょ」
と結果だけを責めてしまうと、
人は「失敗=悪いこと」と強くインプットします。
その結果、ミスを恐れて萎縮したり、
失敗をごまかそうとしたりする
硬直マインドが育ってしまうのです。
けれど、そこでかける言葉を変えてみます。
「こぼれても、拭き取れば元に戻るよ」
そう声をかけて、
一緒に雑巾を持ってきて拭き取る。
リカバリーの手順を体験すると、
「失敗しても対処すれば大丈夫なんだ」という
安心感が心の中に育ちます。
これは、他人への関わり方だけでなく、
自分自身に対するセルフ対話でも
まったく同じことが言えます。
何かに挑戦してうまくいかなかったとき、
「やっぱり自分はダメだ」と責める必要はありません。
こぼれた水を淡々と拭き取るように、
「じゃあ次はどう修正しようか」と
リカバリーに意識を向けるだけでいいのです。
3. 今日からできる第一歩:「まだ途中」と言葉を変える
日々の行動を軽やかに変えていくために、
今日から実践できるとても簡単な工夫があります。
それは、自分自身にかける言葉に
「まだ」という魔法のクッションを添えることです。
何かにつまずいたとき、
「できない」と言い切ってしまうと、
脳はそこで思考を止めてしまいます。
けれど、
「今はまだ練習の途中なんだ」
「まだ慣れていないだけ」
と言葉を置き換えてあげるだけで、
心の中にしなやかな余白が生まれます。
幼児教育の現場や多くのご相談に
向き合ってきた中でも実感しますが、
最初から完璧にできる人はいません。
誰もがたくさんの失敗を重ねながら、
少しずつ前に進んでいます。
大切なのは、
結果を急いで自分をジャッジすることではなく、
挑戦しているプロセスそのものを
認めてあげることです。
まとめ:能力はいつからでも伸びる
今回の結論です。
能力はいつからでも伸びる
一度や二度の失敗で、
あなたの可能性が終わることはありません。
失敗は才能の限界を示すサインではなく、
あなたが新しい挑戦をしている証拠です。
もし今日、思うようにいかないことがあっても、
「拭き取ってやり直せば大丈夫」と
自分に優しく語りかけてみてください。
あなたの毎日が、
軽やかな挑戦としなやかな笑顔で
満たされることを心から応援しています。