「なぜか人の欠点ばかりが目について、イライラしてしまう」
「もっと前向きに生きたいのに、気がつくと不満ばかり口にしている」
日々の仕事や人間関係の中で、このようなモヤモヤを感じた経験はありませんか。
実は、私たちが「どんな世界を見ているか」を決めているのは、環境でも他人の行動でもありません。
自分自身が無意識に使っている「言葉」そのものです。
今回は、言葉が感情を作るメカニズムと、毎日を楽しく心地よいものに変える「言葉の選び方」について分かりやすく解説します。
「言葉 ➔ 映像 ➔ 感情」のメカニズム
人間の脳には、言葉を聞いた瞬間に「対応する映像」を頭の中に自動再生する性質があります。
例えば、「ラーメン」という単語を聞いた瞬間、多くの人の頭には美味しそうな熱々のラーメンや立ち上る湯気の映像が浮かびます。
そして、その映像が呼び水となって「美味しそう」「食べたい」という感情や食欲が刺激されます。
つまり、心の動きは常に以下の順序で発生しています。
- 言葉(自分が口にした言葉、見聞きした言葉)
- 映像(言葉によって脳内に再生されるイメージ)
- 感情(映像を見た脳が引き起こす感情や気分)
人の愚痴や欠点ばかりを言葉にしている人は、無意識のうちに「嫌な映像」を脳内で延々とリピート再生し、自分自身を不機嫌に追い込んでしまっているのです。
起きている事実はひとつ、解釈は自由
目の前で起きている「事実」は常にひとつですが、それにどんな「意味」を与えるかは100%私たちの自由です。
例えば、リビングを元気に走り回る子どもがいたとします。
- 「うるさい」「危ない」という言葉を使うと ➔ イライラや怒りの感情が湧く
- 「健康的で元気いっぱいだな」という言葉を使うと ➔ 微笑ましさや感謝の感情が湧く
起きている現象(子どもが走っている事実)は全く同じです。
しかし、選ぶ言葉によって、脳内に浮かぶ映像も、そこから生まれる感情も180度変わります。
目の前の景色を明るくする「言葉の選び方」
では、毎日を楽しく心地よいものに変えるにはどうすればいいのでしょうか。
最もシンプルで効果的な方法は、「目の前の人の良いところを褒めよう」とあらかじめ決めておくことです。
「今日は同僚の素敵なところを見つけてみよう」
「家族の頑張っている姿に目を向けてみよう」
そう決めるだけで、脳の検索機能(フォーカス)が切り替わり、今まで見落としていた相手の長所や魅力が次々と目に飛び込んでくるようになります。
あなたがどんな世界を見たいかは、すべてあなた自身の言葉が知っています。
今日からぜひ、自分が見たい世界を作る温かい言葉を選んでみませんか。